「戯れて、くだもの」遠藤京子 最新刊
日本とイタリア、
記憶と幻想、
言葉と肉体、
心のカタヨリを飼いならさずに、
文章として閉じ込めたエッセイ14篇。
「イタリア男九人九色」(大風呂敷出版局)
「宛名のあるアート」(vianello社) に続き
現代の地球にいる孤独と希望をえがきだす遠藤京子、最新刊。
14篇、それぞれにそれぞれの「くだもの」の記憶。
記憶は遠藤京子の現在に、そして人類の一歩先に零れ出る。
目次より
「もも」 おねいちゃん、死んだの?
「オレンジ」 ドアは背後で閉まり 友は目の前で笑う
「すいか」 甘くて 苦い 近くて 遠い
「レモン」 意識をよびさます、ひと雫
「うり」 いつわらないゆえに
「バナナ」 黄色い受難
「キーウィ」 嫌いになって それから
「いちぢく」 有名かつ哀れな劣等感
「くり」 ジャジャジャジャーン
「さくらんぼ」その場所に行くしかない
「ぶどう」 冒涜とほこりと
「メロン」 ガラスの部屋からきた女王
「トマト」 信じない人の前に、ほら、毒
「りんご」 アフリカへ脱出していたの?
遠藤京子 kyoko endo
山形県生、桐生市在住。
日本では珍しい食器のデザイナーとして多くの作家と作品を制作、
ショップ「ととや」の経営は35年以上となる。
イタリアではハンドバッグ/照明器具/アクセサリーなどのデザイン作品を発表、
2010年 ミラノの日本展での公式ミュージアムグッズのデザインを手がける。
遠藤京子 最新刊 「戯れて、くだもの」
書店では販売していません。送料無料(日本国内に限ります)。
お求めは 大風呂敷出版局ホームページより お願いいたします。
(10月4日発行/大風呂敷出版局/128頁/B6版/¥1500-)
- 2010.10.05 Tuesday
- 「戯れて、くだもの」
- 11:50
- -
- -
- by 山田耕司