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「そのとき」のこと。

DSCF6042.JPG







コノハズク、だろうか。


本町一丁目の
巨人のようなクスノキの
その顔のあたりから
ホウホウホウと
月の夜の。



人間に聞かせるために鳴いているわけではあるまい。


聞かせたい相手がいてこそ鳴き。
おそらくは、恋。

時を得て
鳴くものは鳴き





さて、どうやって「そのとき」というものを識るのだろうか。





DSCF6055.JPG





睡蓮の鉢のわずかな環境を生き延びて
羽化の仕上げは
五月の朝の
風も無く。




時を得て
脱ぐものは脱ぎ。






DSCF6065.JPG





戻ることを許されない
一本道の時間の上

そのどこかに「そのとき」があるとして。






さて
摂理の時計にあらがうことでこそ
人が人として生きるための文明やら文化やらをこしらえて来たのだとすれば

いくらウチガワに耳を澄ましても
なかなか「そのとき」を告げる声などは聞こえないというわけで。

あるいは
「そのとき」を識るものは
もとより
ウチガワに耳を澄ますといったヤヤコしいことなど
したりはしないだろうし。



DSCF6063.JPG



関東地方は、梅雨入りとのこと

ニュースに聞いて。




さしていた傘をたたんで
雨の中を濡れながらあるいてみる。

すぐに挫折して
傘をさす。

メガネが
自分の体温で
くもる。

くもりながらも歩けないわけではなく
そうして
歩けないわけではないことにすっかり濁りながら
またひとつカドを曲がる。





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