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鳥と魚とキンモクセイと。

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群れている黒い魚たちと
群れから離れようとしている金色の魚。


そばにいると、群れていると思えるのは同質のものたちだから、か。
金色の魚が、群れを拒絶しているように見てしまうのは
金色の魚に、黒い魚たちと同質のものを見とどけているからなのだろうか。


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そばにいても
異質なるものどもは
群れているようには見えない。

たまたま同じ日を浴びて
たまたま同じ時を過ぎ。


その「たまたま」の方が気になってくるわけで。



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キンモクセイの薫りをたどっていって
そのもっとも濃いところへと歩んでゆく。



群れ咲いているキンモクセイのしたにいくら立っていても
キンモクセイになれるわけでもなく。

異質なるものとして
その場を立ち去るときにふとあらわれる
「たまたま」の出会いを時空の広がりにおいて確認する、いわば宿命の俯瞰図。
われとキンモクセイとの関わりにではなく
われとキンモクセイをつつみこむ時空の方にむけられるまなざし。




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10月の公園の。
誰もが近寄ることができるのに
誰もが近寄らない
にこやかなる遊具の
そのめかくしの
濁った白の。


近づいて
しばらくながめ
足早に去る。

鳥と魚とキンモクセイとを思いつつ。



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