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そこと、ここ。

DSCF6771.JPG




誰かが、その鍵をもっているのだろうけれど。
鍵の持ち主の意図などはかまうことなく
秋冷のおよぶところの
そこと、ここ。


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決められた地面の広さに
ほどほどに与えられた食料をついばんで、鳥の。

さて、
名残のヤブ蚊を払いながら
そんな姿を見ていて、わたくしの。

ともに日暮れて
そこと、ここ。

DSCF6853.JPG


小学校の運動会に
みんなで食べるお弁当を差し入れて

アゴをあげ胸を突き出しながら
最後尾をくる
あの子は、誰だろう。

万国旗の
紐のしなりにトンボがとまっていて
あの日と、この日。


DSCF6923.JPG


いちまいいちまい
透明な袋に入れられた赤い羽根が
重なって。

それとこれは
区分されながら
なお
ともに響きあい
それにも無く
これにも無い
そうしたあわいの為す味わいをもたらし。

一歩離れて
そこと、ここ
双方がひとつの視野におさまる。
秋が、ふりかえりの季であるならば
まさしくその視座。
それとなくキンモクセイのかおりのする。







秋風や模様の違ふ皿二つ   原 石鼎





 


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