.

寄稿 ミラノレポート 遠藤京子

ミラノのドウーモはいつも人、人、人で溢れている。
十二月で寒い季節なのにどこから人が湧いて出てくるのだろう。立ち止まってゴシック建築の豪華な塔を見上げようとすると人がぶつかってくるから、おちおち空も見られない。
注意しながらジグザグ歩きで左に広場を抜けるとパラッツオ・レアーレの門の前である。
暗いトンネルみたいな門にはいると、警備員が何人も出てきてここは入れませんという。関係者ですと言っても駄目そうなので、携帯でロッセラを呼び出すとレシーバーを持った「桃山時代日本展」の案内人がやってきた。もと宮殿だった館のとてつもなく広い階段には真っ赤な絨毯が敷かれている。アカデミー賞の階段もこれかしらと思いながら登って行くと、今回の展覧会の仕掛け人ヴェネツィア カ’フォスカリ大学の日本の歴史学教授ロッセラ・メネガッツォと日本美術専門のミラノ芸術大学教授ジャン・カルロ・カルツェが待っていてくれた。


 

まだオープニングパーテーには早くやっと飾りつけが終わった様子で、この展覧会を立ち上げるまでの愚痴や、日本人と仕事をする大変さなどなど話ししていると、一時間はやく呼んであったという報道陣がカメラをかついで二、三〇人ほどの人たちがはいりこんできた。主催者と話していた着物姿の私にいっせいにカメラが向けられ展示物の説明を求められ適当に答えていたら、教授二人はニヤニヤしている。なんだか二人にはめられたようだ。イタリアテレビでは有名だといわれているコメンテーターに紹介された。とても美男子とは言えないような感じの人だったがじっと眼を離さず話すのには驚いた。

▲ 彼女の胸には私がデザインしたブローチ

カメラから開放されてやっと最後の部屋のブックショップにたどりついた。商品は前に納品してあったが高価なものだからケースを作らなければならないといっていたので今日までいったいどんな風になっているのか検討もつかないでいた。


そしてこんな風になって売っていただいています。   by  遠 藤 京 子

この記事のトラックバックURL
トラックバック

calendar

S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  
<< April 2020 >>

こちらもどうぞ!

KOJI YAMADA HOME PAGE  ↑ NEW http://ooburoshiki.com/

selected entries

categories

archives

recommend

recommend

recommend

recommend

links

profile

大風呂敷出版局

search this site.

others

mobile

qrcode