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台風は去り。

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台風は去り。




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川とは何かをあらためて学ぶこととなって。





雨漏りの部屋には
ただ羽音
秋の蚊の。




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一夜は明けて
トンボ日和。



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花の骨

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かぎりなく樹は倒るれど日はひとつ     渡邊 白泉





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8月は去り。
花は骨に。






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骨になる少し手前の花茎に
生きている蝶の来てとまり




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花は骨に。
微熱、やや、とどこおりて、なお。









影もそまつな食事をしている    住宅 顕信






夏風邪。

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立秋を過ぎてはいるのだけれど
これは、夏風邪。



出張仕事
一段落するやいなや、くしゃみ。






夏風邪には
ノウゼンカヅラ。

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ただ
その下を通るだけ。



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あとは
水分と睡眠。






残暑、はなはだしく。





8/11 

暑い。

東京では観測史上初めて
一日の最低気温が30°Cを下回らなかった、とのこと。







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サボってません。




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サボってませんてば・・・。











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え?

あ、サボってます。








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ザッぶーーーーーーン

遊んでま〜す。





                        【上野動物園にて】






暑さは、まだまだ続くとのこと。


はなはだしき残暑、
はなはだしくお見舞い申し上げます。



 

花火の夜。

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住吉にすみなす空は花火かな   阿波野青畝





句会の後に、花火大会へ連れて行っていただいた。



オソロしい残暑の中を電車に乗り
またたくまにオソロしい残暑の中に降り立って
亀戸から浜松町。

円錐・三輪同人のおとりはからいで
ビルの涼しい窓辺に到着。




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どーーーーん




ビルを照らし。
東京の空 つかのま赤く。
けだし、かの夜も。ともあれ、今夜も。


またの夜を東京赤く赤くなる   三橋敏雄




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奥の水面は東京湾。
手前の水面は芝離宮。






天空の火を観て
エレベーターで地上に戻り


地上の暑さ 娑婆の熱。





暗く暑く大群衆と花火待つ    西東三鬼





蚊柱の野を。

 





蚊柱に唱つて聞かす国歌かな   山田耕司








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蚊柱が立っていそうな野にゆけば
青い蜻蛉が、二羽、三羽。





8月 6日と9日のあいだの。




桔梗、その後。

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咲きました。

たった一輪ですけれど。
ほどなくしぼむでしょうけれど。







しぼまない花であったら
ここまでしっかりと見ることは無いだろうと思います。





還るべき大地に紺の桔梗あり     糸 大八









沈黙の、さてその前に。

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つぼみ


二晩のちには
まさしく、桔梗 に。

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雲も育って

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暑さも暑し。




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気がつけば、7月も半ば。
いや、
気がついてはいたけれど
気がつかないこととしてやりすごし。






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花たちは
時のきざみに忠実に
咲くものは咲き
そして去りゆき。






書くべきことがたくさんあるような気がするけれど
日々の更新を怠ると
すなわち言葉は重たくなり。


このまま沈黙してしまいかねない。



沈黙してしまう前に
さて

ゆったりと見ることにしようか
日々の花を
日々の雲を。



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後半のはじまり、2013。

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7月。




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染まりかけている白が
最も白く見えるのはどうしてなんだろう。








終わりかけているからこそ
意識のうえにあらわれる、時間。




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夏雲の雲のまま去る疲れかな   耕司





水まく鼻のなけれども。

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ねっとりと暑い。


梅雨どきのライオンに金網のある
その北関東の。









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クジャクの尻の羽毛が

家族連れが飽きてほかのオリに足を運ぶほどの永き時を
さらされて

そのハレとケの、ハレの余剰のけだるさの。





炎天ならば
影も濃く。

それとは異なり

まあ、いわば、ねっとり

夏至の頃
その日曜。














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肉食の鳥は
金網の中で
猿を見つめ。







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黒い猿は
黒い猿と
日に遊び。

黒い猿に
身よりはいささか淡い影の黒
からまってほどけ、からまり。










こんな位置関係。



それぞれが互いを視野に入れざるを得ず
ともあれ
それぞれがそれぞれと直接かかわることも無く
終日を無為に過ごして



むむ
人ごとではない。


人ごとではないと口に出してみて
くちびるがしょっぱい
午後2時の。








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昭和30年生まれのインドゾウ。

多くの人が見るゾウは
この場所にこの1頭。

つまり
彼女はどれだけ多くの人を見てきたことか
どれだけ多くの人を視野に入れつつ
かつ
直接かかわらないようにしてきたことか。



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なるほど

ひとりの暑さは
ひとりでみずから涼むのが基本
というわけで


どばーーーー
ぶしゅーーーーー




















自分のことは自分で何とかしなければなどと
気負うことこそ、暑苦しい。

しかし
ああ、

6月もあと1週間。
2013年も半分終わる、ということで。



がんばろう。

この身には
水まく鼻のなけれども。





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